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劇団内で起こった事件などを、ウソ大げさ紛らわしい表現を大いに使って

書き記していく、そんな新聞です。

辻　板橋区水泳大会開催

世界水泳で熱戦が繰り広げられていた7月某日

練習場に現れた辻はいつものおっさんジャージ

スタイルではなく、ハーフパンツだった。

どんなに暑くても『女の子に脛毛など見せてはいけない』

のが辻のモットーだったが、この日その禁を解いた。

見せてはいけないほどの剛毛なのかと思いきや

女子のコメントは

『脛毛は、そうたいしたことはないんです。問題は腹』（若野）

『ポルトガル人並だと思ったら、意外とおとなしくて、がっかり』（舞）

脛毛に対しての嫌悪感はなかったようだが、たまたま遊びに来た

渡辺ちゃん（番外公演で幽霊の女の子をやっていた子）が

重大なことに気がついた。

『あのパンツ水着っぽくない？』

真意を辻に確認してみたところ

『昨日北島を見ててね。一丁、隣の体育館で泳いで帰ろうと思って、水着を履いてきた』

とのこと、あらかじめ水着を履いてくるなんて小学生しかやらないだろうことを

３０代後半に入ってから、平然とやってしまう辻。

水着の下に下着はもちろん履いていない、その点を

『ってことは、とーちゃん今パンツ（下着的な意味で）なの？』

と本宮に指摘されると。

『そうとも取れるな。いいぞー、涼しくて。そうだ！　次回から水着で稽古しないか？　みんな！』

と、セクハラととられかねない発言まで飛び出す始末。

当然、賛同者は０だったが、渡辺ちゃんはそれ以来遊びに来ていない。

……大丈夫、ちゃんと普通の格好で練習してるからまたおいで。

ちなみにこのあと、プールにいった辻は、小学生に自由形で完敗し

『いやー本格的に、減量しないとだめだわ』

といいながら、ビールで乾杯していた。

ここいらへんに問題があるのではないだろうか？

      　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2011/08/05　更新

ヒロ、断髪！

毎回ドリフ顔負けの『紙コップを顔面で受ける芸』でお馴染みの
（ごらんになったことのない方は必見！）
副座長ヒロがトレードマークの長い髪をばっさり切った。

この長い髪については賛否両論で

いい年をした、男が髪の毛を肩まで伸ばしているのはいかがなものか？

練習中に後ろから見ると、得体の知れないでかい女が紛れ込んでいるようで怖い。

でも、ツヤツヤして凄く綺麗な髪なのよ。

などの意見が乱れ飛んでいた。
また、伸ばしている理由として劇団内では 

本気でヒロイン役を狙っているから伸ばしているに違いない。

紫外線対策なのではないか？

何かの願掛けなのだろう。

塔の上のラプンツェルのように、どこかから逃げるときに使うのではないか？

といった、無責任な噂が絶えることがなかったが

七月某日、稽古場に現れたヒロは、その長い髪をばっさりと切っていた。
今まで、いい意味でも悪い意味でもアーティストっぽかった外見は
いまや、何のことはない普通のあんちゃん風。になってしまった。

これを見た座長の辻は
『目が覚めて良かった。四十にもなろうというのに、あんな風貌では、末に内田裕也のように
何を聞いてもロックンロールとしか言わなくなってしまうんじゃないかって、心配していたんだ』

と、わけのわからない安堵のコメントをしている。

髪を切った真相をヒロにたずねてみたところ

『んー、暑かったから』

とのこと、伸ばしていることに対して意味はなかったらしい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2011/08/01　更新